研究課題/領域番号 |
16K09288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
渡邉 俊雄 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (50336773)
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研究分担者 |
藤原 靖弘 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (40285292)
谷川 徹也 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (70423879)
富永 和作 大阪医科大学, 医学部, 特別任命教員教授 (80336768)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | インフラマソーム / バレット食道 / 食道腺癌 |
研究成果の概要 |
本研究によって、ラットでは、逆流性食道炎の形成時、特に後期でNLRP3インフラマソームが病態に関与していることが明らかになったが、NLRP3インフラマソームにより誘導されたIL-1βおよびIL-18のどちらが主導的な役割を果たしているのか、傷害促進的に働いているのか、保護的に働いているのかは未だ不明のままである。特に本実験に用いるモデルは作成が難しく、特にマウスに傷害を作成し検討することは実験の継続が困難であった。そのため、今後は培養細胞を用いた検証や、違う手法でのモデル作成を用いての研究が必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は食道上皮の慢性炎症とそれに引き続いての炎症発癌にインフラマソームの活性化が関与しているかを検討した研究となる。直接的な影響の結論がでるには至らなかったが、今後インフラマソームに注目することにより食道炎症、発がんに影響をあたえることができる可能性があることを示唆している。特にインフラマソーム抑制薬がベーチェット病などの炎症性腸疾患にも使用され始めていることもあり、食道炎症、発癌の予防薬としても使用できれば臨床的なインパクトは大きいと考えている。
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