研究課題/領域番号 |
16K09298
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
三輪 洋人 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (80190833)
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研究分担者 |
大島 忠之 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (00381814)
富田 寿彦 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (60388824)
近藤 隆 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (90594870)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 非心臓性胸痛 / 上部消化管学(食道、胃、十二指腸) |
研究成果の概要 |
胸痛を呈する疾患の最も重要な原因は心臓性胸痛であるが,実際には心臓疾患に対する精査を行っても異常がない場合も多く,これを非心臓性胸痛(Non Cardiac Chest Pain:NCCP)と呼んでいる.NCCPは欧米では大きな医学的・社会的話題となっているが,我が国では注目度が低く,その実態や病態についての報告はほとんどない.そこでNCCPの我が国での有病率に関しインターネットを用いた大規模疫学調査を行うことで,我が国のNCCP患者の有病率とその疾患特徴を調べた.本研究は我が国の一般人口中での,非心臓性胸痛の頻度とその特徴に関する初めての報告である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の調査でNCCPの有病率を含めた本邦での実態が明らかとなった.胸痛症状があり医療機関を受診した者の中でNCCPの割合は約7割にも及び,そのうち約6割は原因不明と診断されていることが判明した.NCCPのうち約1割は救急外来を受診していることから,実地臨床において非心臓性胸痛の認識を持つことが医療経済の観点からも必要であると考える.
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