研究課題/領域番号 |
16K09328
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
石川 大 順天堂大学, 医学部, 准教授 (30622675)
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研究分担者 |
佐々木 崇 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (50723897)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 潰瘍性大腸炎 / 便移植療法 / 抗菌薬併用便移植療法 / バクテロイデス / 腸内細菌療法 / 抗菌剤療法 / 定着メカニズム / 多様性の改善 / Bacteoridetes / 菌種レベルの解析 / key bacteriaの同定 / 抗菌剤併用便移植療法 / A- FMT / 腸内細菌叢 / 抗生剤療法 / バクテロイデテス / 抗生剤 / 腸内フローラ |
研究成果の概要 |
我々はUCに対して有効な腸内細菌療法の確立をめざし、2014年7月から抗菌剤療法(AFM療法:アモキシシリン、ホスホマイシン、メトロニダゾールを2週間内服)とのコンビネーションFMT(Antibiotic FMT: A-FMT)の臨床研究を世界に先駆けて開始した。UC患者約160例の臨床、腸内細菌データから70%の高い奏効率と腸内細菌叢(特にBacteroidetes)の変化が関連し、抗生剤治療との併用が効率的な腸内細菌移植に貢献していることを明らかにし報告してきた。今回は短期、長期のA-FMTの高い治療効果について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
若年者が多いUCの場合、低年齢から強い副作用のある免疫抑制剤、ステロイド等が長期使用されるケースが多く、副作用の少ない根本的治療が強く望まれている。難治性UCにおいて、従来の免疫抑制を中心にした治療は効果が非常に乏しく、易感染性、薬剤抵抗性、血液悪性腫瘍の発生など長期投与に対する安全性も確立されていない。当研究で確立を目指すA-FMT療法は、既存の薬剤治療で問題となるさまざまな副作用は除外され、その安全性は高い。UCだけでなく疾患に関与する菌種の同定と、菌種定着のメカニズムの解明はプレバイオティクス、プロバイオティクスの個別化応用にも直結する。
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