研究課題/領域番号 |
16K09329
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
中川 義仁 藤田医科大学, 医学部, 講師 (60372108)
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研究協力者 |
赤尾 幸博
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 大腸癌 / microRNA / 抗癌剤 / 薬剤耐性 / 5-fluorouracil / drug resistance / colorectal cancer / Warburg effect |
研究成果の概要 |
低濃度の抗癌剤5-FUを徐々に高濃度にして大腸癌培養細胞株DLD-1とSW480の5-FU耐性株と、DLD-1細胞をヌードマウスに移植してから5-FUを腹腔内投与することで5-FU耐性株を作成した。 microRNA (miRNA)は小さな機能性RNAで発癌と深く関連する。miRNAアレイ解析にて耐性株で過剰発現するmiR-31を見いだした。5FU耐性株でmiR-31発現を抑制すると5-FU耐性が抑制された。親株にmiR-31を過剰発現させると5-FU耐性となった。またmiR-31は癌のエネルギー代謝に関与していた。miR-31は腺腫や粘膜癌と比べて粘膜下層以深の浸潤癌で過剰発現していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実臨床では投与開始直後は抗癌剤が良く効いていても耐性が出来て効き目が悪くなり副作用ばかりが目立つことはしばしば観察される。 本研究は薬剤耐性にmicroRNAがどのように関与するかを調べた。この研究成果は抗癌剤の効果が期待できるかどうかの予測や、効きが悪くなったときにもう一度効果が出るようにするための臨床応用が期待できる。
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