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エクソソーム分泌機構に着目した肝がん薬剤耐性機構の解明および克服

研究課題

研究課題/領域番号 16K09347
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関新潟大学

研究代表者

松田 康伸  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40334669)

研究分担者 山際 訓  新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任教授 (10419327)
永橋 昌幸  新潟大学, 医歯学総合病院, 研究准教授 (30743918)
小林 隆  新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (40464010)
若井 俊文  新潟大学, 医歯学系, 教授 (50372470)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
キーワード肝がん / エクソソーム / 薬剤耐性 / シスプラチン / 消化器内科 / 肝臓学
研究成果の概要

細胞から分泌される不溶性の微小粒子エクソソーム(20-100 nm)は、細胞-細胞間の新しい情報伝達ツールである。本研究では、肝がんのエクソソーム分泌機構を詳細に解析し、抗がん剤に対する薬剤耐性との関与を調べた。ヒト培養肝がん細胞を抗がん剤で処理した結果、エクソソーム分泌量が3.2-4.5倍に増加した。このエクソソームをがん細胞に添加すると、抗がん剤に対する薬剤耐性を獲得した。エクソソーム内部を解析した結果、細胞生存に重要な働きをするセリンスレオニンキナーゼmTORの活性型が多く含まれていることを見いだした。以上より、エクソソームは肝がんの薬剤耐性に深く関与していることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝がんは、抗がん剤に耐性を有する悪性疾患である。本研究では、細胞から分泌される微小粒子の一種であるエクソソームに着目し、薬剤耐性との関連性を検討した。研究の結果、かんがんにおいては、細胞生存に重要なキナーゼ蛋白を多く含むエクソソームを分泌することによって抗がん剤に対する耐性を獲得していることが明らかになった。本研究により、エクソソームに着目したがん治療の有効性が示唆された。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 肝癌薬剤耐性におけるエクソソームの有用性および課題2017

    • 著者名/発表者名
      松田康伸、寺井崇二
    • 雑誌名

      Medical Science Digest

      巻: 43(7) ページ: 12-15

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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