研究課題/領域番号 |
16K09351
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
伊藤 弘康 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (80373075)
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研究分担者 |
清島 満 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10171315)
石川 哲也 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (10288508)
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研究協力者 |
神戸 歩
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | HBV / 小動物疾患モデル / 宿主免疫応答 / 抗HBV剤 / HSV-TK / 動物モデル / B型肝炎 / HSV-TKマウス / 肝障害 / HSV-Tkマウス / 免疫学 |
研究成果の概要 |
慢性HBV感染ではHBVに対する免疫応答が破綻しHBVを完全排除することは困難である。HBV感染症に対する十分な治療法の確立が困難である理由に、小動物を用いた適切なHBV感染マウスモデルがないことが挙げられる。本研究ではHSV-TK-WTマウスを使用し、宿主肝細胞を脱落させた後HBV-Tg肝細胞を移入することで新規HBV感染マウスモデルを作製した。移入後20週までの病理組織学的検討でHBsAgを認めている。HBV遺伝子発現においても同様の結果が得られた。細胞性免疫応答の解析では宿主ごとにHBV反応性IFN-γ産生細胞数に差を認め、置換率が低い宿主のIFN-γ産生能は増強していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在までHBVTgマウスを用いてHBV感染症について様々な検討がされてきたが、HBVTgマウスの宿主免疫応答はHBV抗原に対して寛容状態であると考えられ、十分な宿主免疫応答の解析ができなった。本研究においてTK-NOGマウスにMHCを同様にしたHBVTgマウスからの肝細胞の移入・定着は可能であった。これまでにない新規手法による小動物でのHBV感染モデル開発であり、HBVに対する宿主免疫応答の解析も十分可能であることが示された。現在、慢性HBV感染症に対する治療の開発が重要であるが、本研究で開発されたモデルでは、さまざまな薬剤の抗HBV作用の正確な評価が可能と考えられる。
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