研究課題/領域番号 |
16K09383
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
榎本 平之 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (40449880)
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研究分担者 |
西口 修平 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10192246)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肝癌由来増殖因子 / 肝細胞癌 / microRNA / Nucleolin / HDGF / アレイシステム / 細胞増殖 / Sorafenib / Xenograft model / 肝癌由来増殖因子(HDGF) / ヌクレオリン |
研究成果の概要 |
われわれは肝癌の増殖に関与する新たな因子であるHepatoma-derived growth factor (肝癌由来増殖因子、以下HDGFと記す)を発見した。本検討ではHDGFの機能的レセプターであるNucleokin (NCL)の肝癌での発現、またHDGF抑制が分子標的薬Sorafenibとは異なる機序で肝癌の増殖を抑制できることを明らかにした。加えてHDGFによるmicroRNA変動を検討し、2種の異なる肝癌細胞株で共通して増減するものを抽出した。以上より肝癌増殖に関して、HDGFの役割を含めて新たな知見を得ることが出来たと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではHDGFが新たな肝癌治療の標的となりうること、またHDGFの投与で変動するmicroRNAを新たに同定した。これらの知見は、肝癌増殖機序解明と治療法開発への貢献が期待できる。またHDGFは肝癌以外にも様々な臓器における癌増殖への関与が報告されている。したがって本研究の結果は、多種類の癌の増殖機序解明へつながることも期待できる。
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