研究課題/領域番号 |
16K09400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
宮部 勝之 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00543985)
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研究分担者 |
林 香月 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (00405200)
内藤 格 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (30527750)
吉田 道弘 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (20636328)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | FGFR阻害剤 / 胆管癌 / 薬剤耐性 / 薬剤抵抗性 / FGFR / 胆道癌 |
研究成果の概要 |
FGFR 阻害剤の薬剤抵抗性獲得に寄与する機序をを検討した。in-vitro実験として、FGFR増幅を持つ肝内胆管細胞株KMBCを使用し、薬剤耐性株を作成し現在解析を進めている。また、in-vivo実験として、FGFR2阻害薬耐性のPDXにてCopy Number Variation (CNV) analysisを行うと、FGFR2阻害薬耐性PDXにおいて、コントロールと比較し、複数の遺伝子異常が認められた。さらに、臨床治験にてPonatinibを投与された患者検体との比較を行ったところ、計22個の遺伝子異常が共通していた。現在、さらなるexome sequenceを同一検体にて施行している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FGFR 阻害剤の薬剤抵抗性獲得に寄与する機序をを検討した。すでにFGFR阻害剤を投与されたサンプルおよび投与されていないサンプルとの比較をすることにより、薬剤耐性に関わる遺伝子を探り出すことができた。FGFR阻害剤は近年胆管癌の治療に有望な分子標的薬として注目されており、一部の胆管癌患者の予後を延長するものと期待されている。その薬剤耐性機序を探るうえでのヒントを見つけ出すことにより、本阻害剤が実際の患者に投与され、耐性となった際の次の治療戦略を考える上で、本研究が重要な意義を果たすものと思われる。
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