研究課題/領域番号 |
16K09408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
宮本 弘志 徳島大学, 病院, 講師 (90398024)
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研究分担者 |
高山 哲治 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10284994)
岡本 耕一 徳島大学, 病院, 講師 (60531374)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 膵癌 / マイクロRNA / 超音波内視鏡下穿刺吸引術 / 肝転移 / 癌 |
研究成果の概要 |
膵癌患者の癌の検体から、肝転移に関与するマイクロRNAを見出した。次に、膵癌細胞株を用いた実験で、このマイクロRNAが標的とする遺伝子を見出した。この遺伝子が膵癌細胞株において浸潤能を増強させ、その機序として上皮間葉転換(細胞の形質を変えること)を起こすこと、さらには、アポトーシス(細胞の不死化)を誘導させることで抗がん剤耐性を引き起こすことを発見した。このマイクロRNAを用いることで、膵癌の肝転移をみつけるための有用なマーカーとなる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌は発見時にすでに進行しており、根治治療ができない段階で発見されるものが多く、治療成績も悪い。なかでも肝転移をきたすことが多い。そこで、膵癌において、肝転移をきたした膵癌発見の有用なマーカーになる可能性があるマイクロRNAを見出した。このマイクロRNAは血液や体液から検出することができ、繰り返し測定することも可能である。今後、膵癌が診断された際に、マイクロRNAを用いることで、肝転移の有無を早期に判断することができれば、適切な治療の選択を簡便に行うことができる可能性がある。
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