研究課題/領域番号 |
16K09424
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
齋藤 修 新潟大学, 医歯学系, 助教 (40752457)
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研究分担者 |
池主 雅臣 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40303151)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 高周波通電 / 不整脈 / Bipolar ablation / 不整脈治療 / 循環器内科学 / 高周波アブレーション / Bipolar |
研究成果の概要 |
2本のアブレーションカテーテルを用いるBipolar通電法を安全・効果的に臨床応用するために基礎実験を行った。①種々の高周波通電モードを柔軟にシミュレーションできるdual-bath実験モデルを構築した。臨床例では、従来実験モデルで推定するよりも大きな焼灼傷が形成されている可能性が考えられた。②心筋断裂を来すスチームポップ現象を伴った通電では、インピーダンス変動の最大傾斜(微分極小値)が伴わない通電に比べて大であった。③インピーダンス変動積分値は焼灼傷深度と正相関を示した。④低出力・長時間通電法は高出力通電法と同等の深部焼灼効果が得られ、スチームポップ現象の発生頻度は減少した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心筋深層部に対する適切な高周波通電は不整脈再発や重篤な合併症の発生リスクを減少することが可能となる。本研究では①Bipolar高周波通電法で形成される焼灼傷の特徴、②高出力・短時間通電法の特徴、③通電中の経時的インピーダンス変動を応用した新しい通電指標の有用性を明らかにした。これらの知見は難治性不整脈例に対するカテーテル治療の安全性と有効性を高めるだけではなく、薬剤や心臓植込み型電気的治療器具などに要する医療費の抑制にも結びつくものと考える。
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