研究課題/領域番号 |
16K09452
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
板橋 裕史 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (00317108)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 経カテーテル大動脈弁植え込み術 / 心拍出量 / 右心機能 / 三尖弁閉鎖不全症 / 大動脈弁逆流症 / 経皮的大動脈弁埋め込み術 / 大動脈弁狭窄症 / 大動脈弁閉鎖不全症 / 経皮的大動脈弁植え込み術 / 拡張型心筋症 / 心不全 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、経皮的大動脈弁埋め込み術(TAVI)を実施した患者の中で十分な心機能の改善が得られない症例を調査し、その結果得られた知見から適正なTAVIの適応を検討することであった。TAVI施行後の患者の心機能の変化を調査した結果、右室収縮力が改善している症例においてはTAVI後心拍出量が増加する傾向があることが判明した。また三尖弁の輪収縮機能が低下した症例ではTAVIを実施しても三尖弁逆流が改善しにくい傾向があることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大動脈狭窄症に対しては外科的弁置換術もしくはTAVIを実施する必要がある。大動脈弁狭窄症に伴って発症した三尖弁逆流はTAVIを行うだけで改善する症例がいるものの、大動脈弁狭窄が解除された後も有意な三尖弁逆流が遷延する症例も稀ではない。高齢者などでは負担の少ないTAVIで大動脈弁狭窄症を治療するメリットは大きいが、大動脈弁狭窄解除後も三尖弁逆流が遷延すると予測される患者においては手術リスクを容認した上で外科手術を実施しなければならない症例も存在する。従ってTAVI実施後も三尖弁逆流が残存してしまう症例を見つけることで、正しい治療法を選択する際に有用な情報を発信することができたと考える。
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