研究課題/領域番号 |
16K09456
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
大野 洋平 東海大学, 医学部, 講師 (80383884)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 心不全 / 心臓弁膜症 / 低侵襲手術 / カテーテル弁膜症手術 / 大動脈弁 / 僧帽弁 / レジストリー / 弁膜症 / 臨床心臓学 |
研究成果の概要 |
Tokai Valve Registryを立ち上げ、大動脈弁および僧帽弁疾患を中心としたレジストリーを構築した。経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)、経カテーテル僧帽弁形成術であるMitraClip治療も年々増加しており、本邦における高齢者弁膜症患者の傾向が明らかになってきた。当院にてTAVIを行う際、治療をガイドするイメージングツールとして、経内頚静脈アプローチの心腔内超音波を使用しており、その低侵襲性(局所麻酔で施行可能)および有用性につき国際学会で報告を行った。また、自己拡張型生体弁を使用することで、TAVIの合併症の一つである伝導障害を抑えられる可能性を示唆した論文を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人口の急速な高齢化に伴い、大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症の有病率は上昇しており、重症度が中等度以上の弁膜症は予後を悪化させることがこれまでの疫学研究で証明されている。本邦においても、同様の傾向が認められており、どういった患者が低侵襲カテーテル手術の恩恵を受けることができるか、明らかにすることは、急増する医療費抑制にもつながる可能性のある重要な課題である。 今回、我々が構築した弁膜症レジストリー(Tokai Valve Registry)により、上記課題解決につながることが期待され、また同治療の安全な普及に役立つと考えられる。
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