研究課題/領域番号 |
16K09464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
神崎 裕美子 大阪医科大学, 医学部, 講師 (80445999)
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研究分担者 |
石坂 信和 大阪医科大学, 医学部, 教授 (20270879)
寺崎 文生 大阪医科大学, 医学部, 教授 (20236988)
山内 洋平 大阪医科大学, 医学部, 助教 (30734587)
大関 道薫 大阪医科大学, 医学部, 助教 (30774319)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 心臓MRI / T1Mapping / 心機能 / 心筋症 / T1mapping / 循環器・高血圧 |
研究成果の概要 |
大阪医科大学循環器内科にて心臓MRI検査を施行された113例でT1Mappingの解析を行った。この中で42名の拡張型心筋症、14名の肥大型心筋症、心疾患のない12名、およびサルコイドーシス症例5症例において、臨床像との解析を行った。心臓T1 Mapping値は、正常群に比し、拡張型心筋症、肥大型心筋症、サルコイドーシス症例において高値、後期造影が陽性の症例でT1Mapping値は高値を示した。また部位ごとの検討でも、後期造影効果のある部位でT1Mapping値は高値を示した。これらよりT1Mappingは造影剤なしに心筋の障害が予測できることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心臓MRIは、遅延造影検査などによる心筋の線維化の評価など心筋障害の質的な診断が可能であることが知られ、遅延造影の程度は、拡張型・肥大型心筋症において、予後の推定にも有用であるが、腎機能障害などでは使用できずびまん性病変の場合は診断に限界があった。新たに開発された心臓MRIのT1Mapping撮影は、造影剤の使用なしに、ガドリニウム造影遅延像と同等の情報を得ることが可能となった。また、T1Mappingは、造影剤だけでは、把握が困難な炎症や線維化も捉えられ、早期からの病態把握が可能な可能性があった。
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