研究課題/領域番号 |
16K09470
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
岡 亨 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 腫瘍循環器科 副部長 (10332678)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 腫瘍循環器学 / がん治療関連心機能障害 / 心機能 / 心筋バイオマーカー / 分子標的薬 / がん関連血栓症 / 心筋トレイン / 心筋ストレイン / 心筋バイオマーカ / 抗がん剤 / 心毒性 / 腫瘍循環器 / 循環器・高血圧 |
研究成果の概要 |
腫瘍循環器学(onco-cardiology)という新しい学際領域において我が国の臨床データは不足している。本研究では、がん治療における心血管毒性の実態を明らかにするため、症例報告(Int Heart J, 2018, Intern Med 2019, J Cardiol Cases 2019, Intern Med 2020, SAGE Open Med 2020, J Cardiol Cases 2020)に加え、オシメルチニブ投与を受けた非小細胞肺がん患者の心血管有害事象についての後方視的観察研究をJACC: CardioOncology (2020: 2(1); 1-10)に発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究領域である腫瘍循環器学の社会的意義は、主にがん治療に伴う心血管有害事象を明らかにし、より効果的でより安全ながん治療に貢献することである。今回発表したEGFRチロシンキンナーゼ阻害薬オシメルチニブに関連した心血管有害事象の観察研究から、安全にオシメルチニブよる肺がん治療を完遂するためには心血管有害事象にも注意喚起されるべきであることを提言でき、社会的貢献ができたと考えている。オシメルチニブをはじめ分子標的薬は大きくがん治療を発展させたが、同時に心血管有害事象による治療中止・中断も少なからず発生しており、心血管有害事象の予防や制御に関する研究の拡大は社会的、学術的意義があると考えられる。
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