研究課題/領域番号 |
16K09482
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
|
研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
太良 修平 日本医科大学, 医学部, 講師 (80465319)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 重症下肢虚血 / 血流予備能 / 血管再生治療 / 動脈血流予備能 / 末梢動脈疾患 |
研究成果の概要 |
血管内治療(カテーテル治療)を必要とする重症虚血下肢患者に対して、治療前後での血流予備能を用いた虚血重症度の評価を行った。これまでの観察において、虚血重症度は血流予備能の低下と比例しており、また、血流予備能の低下している患者では、創傷治癒が遅延している傾向にある。さらに、カテーテル治療後に血流予備能は上昇する傾向にあるため、カテーテル治療による血流改善を示唆しているものと考えられた。病因によっても血流予備能に違いがありそうであり、透析患者や膠原病患者では明らかに低下していた。また、これらの患者では、治療後の血流予備能の改善も乏しい傾向にあった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
虚血性潰瘍を有する重症下肢虚血の治療目標は創傷治癒であり、十分な組織血流の回復が重要である。組織血流の増加には微小血流の回復が必須であり、血管内治療により微小血流がどの程度回復するか、という事は分かっていない。今回、我々は血流センサーワイヤーを用いて下肢骨格筋の血流予備能を測定し微小血流評価を行い、血管内治療後に微小血流が回復することを証明した。今後、血管内治療の治療効果判定や虚血重症度の定量的評価に用いれば、重症度に応じた治療法の選択が可能になり得る。
|