研究課題/領域番号 |
16K09490
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
|
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
渡邉 哲 山形大学, 医学部, 准教授 (40359568)
|
研究協力者 |
豊島 拓
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 石灰化大動脈弁狭窄症 / micro RNA / Notch1 / Runx2 / ワイヤー傷害 / 大動脈弁狭窄症 / 石灰化 / Micro RNA / microRNA |
研究成果の概要 |
石灰化大動脈弁狭窄症患者の大動脈弁で、複数のmicroRNA(miR)の発現が亢進していた。我々はmiR-34aに注目し動物実験を行った。ワイヤー傷害大動脈狭窄症マウスに、miR-34a阻害薬を投与すると、大動脈弁石灰化が抑制された。大動脈弁間質細胞でmiR-34aを抑制すると、石灰化誘導刺激下のNotch1低下が抑制され、Runx2の活性化と石灰化が抑制された。miR-34aは石灰化大動脈弁狭窄症の新たな治療標的になる可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト大動脈弁組織、ブタ大動脈弁間質細胞、ワイヤー傷害大動脈弁狭窄症マウスを用い、大動脈弁狭窄症の進展に深く関わるmiRの役割について検討した。先天性二尖弁は三尖に比べ、大動脈弁狭窄症の進行が速いが、これには組織反応障害仮説の関与が示唆される。既に癌治療の分野では、miRNAを用いた臨床試験が始まっている。またmiRsはバイオマーカーとしての応用も行われている。大動脈弁石灰化に密接に関わるmiRNAの同定は、ハイリスク患者の早期発見および治療介入に臨床応用できる可能性が期待できる。
|