研究課題/領域番号 |
16K09491
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
小板橋 紀通 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (10420093)
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研究分担者 |
倉林 正彦 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00215047)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心臓 / エネルギー代謝 / 可視化 / 虚血 / 遺伝子改変動物 / 生体イメージング / 可視化技術 / 循環器・高血圧 / 生体分子 / 生理学 / 応用動物 |
研究成果の概要 |
我々はATP濃度の変化をリアルタイムで可視化できるFRET蛋白質 GO-ATeamを発現する遺伝子改変マウスの作成に世界で初めて成功した. また, 応募者はin vivoの心臓で開胸して, リアルタイムで拍動する心臓のATP濃度の変化を, 時間的空間的に可視化し定量することに成功した. このマウスを用いて心臓のATP量を, 急性の負荷をかけて経時的に調べたところ, 心臓のATP濃度は酸素消費量の変化とともに変動することが分かった.急性虚血でATPは一過性に上がることが分かったが、心不全や糖尿病などでは心臓のATPレベルはほとんど変化しないことが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心臓は全身の臓器のなかで、もっともエネルギーを消費する臓器にもかかわらず、拍動する心臓でエネルギーがどのように産生・消費されているかをリアルタイムに観察する方向はなかった。我々はそれに世界で初めて成功した。今後心臓病の病態解明や新たな心臓の治療薬の開発につながる研究である。
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