研究課題/領域番号 |
16K09526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小川 浩正 東北大学, 事業支援機構, 准教授 (90361162)
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研究分担者 |
黒澤 一 東北大学, 事業支援機構, 教授 (60333788)
色川 俊也 東北大学, 事業支援機構, 准教授 (70375179)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 閉塞性睡眠時無呼吸 / 呼吸ドライブ / 胸腔内圧 / 呼吸努力度 / 睡眠呼吸障害 / 呼吸中枢 / 呼吸調節 / 呼気CO2 / 上気道機能 / 呼吸調節機能 / 生理学 / 睡眠時無呼吸 / フェノタイプ / 睡眠呼吸管理 |
研究成果の概要 |
本研究は、閉塞性睡眠時無呼吸の成因に基づいたフェノタイプ診断プログラムの構築・診断機器開発・治療法確立を目的とし、呼吸ドライブ・呼吸努力度を測定するセンサの開発をおこなった。長方形のピエゾフィルムセンサ(12×30mm)を胸郭に貼付し、発生電圧と、食道バルーンを用いて測定した食道内圧(胸腔内圧)変化を検討し、ピエゾセンサ発生電圧が胸腔内圧を反映すること、貼付部位として胸骨上窩が優れていることを明らかにした。また、口腔内圧と食道内圧の変化が一致し、口腔内圧を用いてピエゾセンサ発生電圧を容量較正可能であることも明らかにした。以上から、容量評価可能な呼吸ドライブおよび呼吸努力度測定センサを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
閉塞性睡眠時無呼吸は、上気道内腔の解剖学的狭小化、上気道開大筋活動低下、呼吸ドライブが関与して上気道閉塞によっておこる。発症病態は個々人によって異なり、発症病態に基づいて治療法の開発を行うべきである。今回開発した呼吸ドライブ・呼吸努力度測定センサにより、これまでのポリソムノグラフィ検査では解明困難であった発症病態を明らかにすることが可能となった。また、人工呼吸時の胸腔内圧測定のセンサとなりうることが示された。
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