研究課題/領域番号 |
16K09528
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
寺田 二郎 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (20400898)
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研究分担者 |
日和佐 隆樹 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (30260251)
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研究協力者 |
巽 浩一郎
松村 琢磨
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 睡眠呼吸障害 / 動脈硬化 / 自己抗体 / バイオマーカー / 睡眠時無呼吸症候群 / 自己抗体マーカー / 呼吸器内科学 |
研究成果の概要 |
本研究は,閉塞性無呼吸症候群(OSA)患者の血液検体を用いて動脈硬化疾患に関連した自己抗体の同定・解析を目的として研究を実施した.その中で,OSA患者の中で心血管疾患既往のある例に有意に上昇する2種の抗体を同定し英文誌に報告した.1つ目の抗体-抗COPE抗体に関しては,OSA患者の中で重症無呼吸,高血圧,肥満,心筋梗塞,脳梗塞既往のある例に高値を示すことを明らかにした.2つ目の抗体-抗NBL抗体に関しては,重症OSA患者及び心血管疾患既往(合併例)において,急性発症の急性冠症候群患者と同程度に抗体価が上昇していることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で示したような,閉塞性無呼吸症候群(OSA)患者の血清で同定できる特異的な心血管疾患マーカーが明らかになれば,臨床に直接関連する動脈硬化を簡便に評価できる検査となることが期待される.特に,どのようなOSA患者が数年~数十年後に脳梗塞、心筋梗塞が発症するリスクがあるかを定量的に予測することが可能となれば,本疾患の治療アルゴリズムに寄与する可能性が考えられる.近年,数多くのバイオマーカーが実臨床で用いられているが,抗体マーカーは,抗原マーカーや酵素マーカーと比較すると非常に安定した測定結果が得られることが特徴であるため,将来臨床応用が可能な非侵襲的な検査となることが期待される.
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