研究課題/領域番号 |
16K09534
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
谷澤 公伸 京都大学, 医学研究科, 病院特定助教 (20639140)
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研究分担者 |
陳 和夫 京都大学, 医学研究科, 特定教授 (90197640)
伊達 洋至 京都大学, 医学研究科, 教授 (60252962)
半田 知宏 京都大学, 医学研究科, 助教 (10432395)
佐藤 史顕 株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所), 外科(神経内分泌腫瘍・乳癌)研究部, 上級特別研究員 (20467426)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | サルコペニア / 慢性呼吸不全 / 間質性肺疾患 / 睡眠時無呼吸症候群 / 移植・再生医療 / 内科 / 臨床 |
研究成果の概要 |
(1)睡眠時無呼吸症候群の重症度は、サルコペニアや骨格筋内の脂肪蓄積とは関連せず、骨格筋量の増加に関連した。(2) 脳死肺移植登録された間質性肺疾患患者において、画像的なpleuroparenchymal fibroelastosis (PPFE)パターンは25%の症例に見られたが、待機中の生命予後とは関連しなかった。(3) サルコイドーシスにおける健康関連QOLと5年間の悪化の関連は統計学的には境界域で、ステロイド・免疫抑制剤使用、左室収縮能低下のほうがより強い予測因子であった。(4) 特発性肺線維症において、血清KL-6の6月間の上昇は、登録時のKL-6値とは独立した予後因子であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)睡眠時無呼吸症候群における骨格筋の意義が、他の慢性呼吸器疾患とは異なることを示した。(2)脳死肺移植待機中の間質性肺疾患患者において、画像的なPPFEパターンと予後の関連を明らかにした。待機患者の優先度を決める基本データとなる可能性がある。(3)サルコイドーシスにおいて、客観的な検査指標だけでなく、患者自身の訴えに耳を傾けることの意義が明らかになった。(4)特発性肺線維症において、KL-6を経時的に評価することの意義を示した。
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