研究課題
基盤研究(C)
肺の微小環境再生にかかわる脂質の同定と局在を明らかにすることを目的とした。iPS細胞由来血管内皮細胞(iEC)を用いてマトリゲル内で内皮のネットワーク形成を作成しその後肺性幹細胞(HPMSC)をネットワークに接種しco-cultureを行った。高濃度のHPMSCは24hrの早期にiECネットワーク内へ広がりco-culture後のネットワークの脂質代謝はiECネットワーク単独で同定された脂質代謝とは明らかに異なった。in vitroでiECとHPMSCというhybridな微小環境を作成しco-cultureによる代謝変化をMALDI-IMSで観察できる可能性が示された。
in vitroでiPS細胞から作成された血管内皮のネットワークを背景に肺組織由来幹細胞の接種による代謝変化をMALDI-IMSで明らかにすることができた。 このことは疾患由来血管内皮細胞のネットワークを背景としたin vitroの組織幹細胞治療モデルや動物実験で肺内に投与した組織幹細胞治療効果を代謝の面から解析することができる可能性を示唆しており薬剤開発や病態解明に有用な手法と考えられた。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (10件)
Scientific Reports
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