研究課題/領域番号 |
16K09554
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
伊藤 潤 順天堂大学, 医学部, 助教 (80747692)
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研究分担者 |
原田 紀宏 順天堂大学, 医学部, 准教授 (10465065)
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研究協力者 |
山道 ユウキ
竹重 智仁
原田 園子
松野 圭
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | スギ花粉症 / 気管支喘息 / アレルギー性鼻炎 / 舌下免疫療法 / 喘息 / スギ花粉舌下免疫療法 / バイオマーカー / CD27 / スギ花粉症合併喘息 / アレルギー・ぜんそく |
研究成果の概要 |
喘息とアレルギー性鼻炎は、共通する危険因子(アレルゲン)や類似する粘膜構造などから病態生理学上の関連性が強く、喘息患者の70%にアレルギー性鼻炎の合併を認め、アレルギー性鼻炎の合併によって喘息発症リスクが高くなることやアレルギー性鼻炎合併喘息においては、喘息発作の発現率が高くなることなどが報告されている。本研究においては、スギ花粉症合併喘息患者において、スギ花粉舌下免疫療法の実施により、鼻炎症状と喘息症状が免疫療法前に比べ有意に改善する可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スギ花粉症患者は日本国内では非常に高率に存在するが、スギが分布していない諸外国ではスギ花粉の飛散が少ないため、スギ花粉症と喘息との関連に関する研究に乏しい。また、スギ花粉舌下免疫療法がアレルギー性鼻炎と喘息を一剤で同時に治療できることが証明され、喘息治療の新たな選択肢として確立されることは、単に治療選択肢が増えるだけでなく医療費の削減にもつながる。このため、スギ花粉症合併喘息患者を対象としたスギ花粉舌下免疫療法に関する本研究の実施は、われわれ日本人にとって重要な研究である。
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