研究課題/領域番号 |
16K09573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
玉地 智宏 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (20456015)
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研究分担者 |
廣瀬 晃一 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任教授 (90400887)
鈴木 浩太郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (90554634)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | IkBNS / Muc5ac / 杯細胞 / house dust mite / NF-kB / アレルギー・ぜんそく |
研究成果の概要 |
atypical IkB蛋白のひとつであるIkBNSの気道上皮細胞における役割として、代表的なムチンであるMuc5acの発現に関わり、気道過敏性に寄与することを示した。IkBNSは杯細胞形成のmaster regulatorとされるSpdef非依存的にMUC5ACの発現に関与しており、MUC5ACのプロモーター領域に直接結合することを明らかにした。またIL-22刺激によりStat3依存的に気道上皮細胞から産生されるReg3γは、TSLPとIL-33の発現を抑制することでアレルギー性気道炎症を抑制することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気管支喘息の病態はアレルギー性気道炎症であり、その治療は気道炎症を抑制する吸入ステロイド薬を中心に大きく進歩した。しかし 5-10%の患者は既存治療に抵抗性であり、気道上皮細胞の関与が考えられるもその機序に依然不明な点が多い。 本研究を通して気道上皮細胞におけるIkBNSの発現が杯細胞形成や気道過敏性に寄与すること、また気道上皮細胞においてIL-22刺激下で産生されるReg3γがアレルギー性気道炎症を制御することが明らかとなり、新たな治療標的となりうる可能性が示された。
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