研究課題/領域番号 |
16K09574
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鹿毛 秀宣 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80513390)
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研究協力者 |
安藤 孝浩
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | インテグリン / ITGA11 / 肺癌 / 術後再発 / 遊走能 / 浸潤能 / 細胞外基質 / 遊走 / 膜タンパク / 膜貫通型タンパク / 細胞接着 |
研究成果の概要 |
インテグリン分子は、細胞表面に存在し、細胞外基質に結合する。本研究では、インテグリンα鎖の一つであるITGA11の肺癌における機能を解析した。まず肺癌検体の解析をし、ITGA11の発現量が多いと肺癌のステージが進行し、手術後に再発しやすいことを解明した。また、肺癌細胞にITGA11を強制発現すると、肺癌細胞の遊走能と浸潤能が亢進した。以上より、ITGA11は肺癌の治療標的となることを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ITGA11の発現量が肺がんのステージや術後再発と関連があることを初めて見出した。肺がんが進行するにつれ、肺がん細胞はITGA11の発現量を高めることにより、遊走能や浸潤能を高め、がんの発生部位における進展や他臓器への転移をおこしやすくしていると推測できる。インテグリン分子は細胞膜の表面に顔を出しているため、本研究でITGA11は肺がんの有力な治療標的になりうることが分かった。
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