研究課題/領域番号 |
16K09581
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構近畿中央呼吸器センター (2018) 大阪大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
滝本 宜之 独立行政法人国立病院機構近畿中央呼吸器センター, その他部局等, 内科医長 (60767854)
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研究分担者 |
武田 吉人 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (40452388)
井上 義一 独立行政法人国立病院機構近畿中央呼吸器センター, 臨床研究センター, 臨床研究センター長 (90240895)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | リンパ脈管筋腫症 / LAM / エクソソーム / 細胞外小胞 / プロテオミクス / バイオマーカー / 結節性硬化症 / TSC / Lymphangioleiomyomatosis / テトラスパニン / 小胞輸送 / 腫瘍 |
研究成果の概要 |
リンパ脈管筋腫症(Lymphangioleiomyomatosis: LAM)はいわゆる「LAM細胞」が増殖し、主に肺に転移し、肺を破壊する、希少難病である。本研究では、テトラスパニン・小胞輸送に注目し、LAMの病態解明を行った。血液中の「エクソソーム」という小胞のプロテオミクス(タンパク解析)から、LAMでは凝固・補体の活性化や炎症が存在することや臨床的に異なる2つの患者群の蛋白プロフィールが異なることを見出した。さらに、LAMの血液のバイオマーカー候補を同定し、特許出願した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
LAMは難病ではあるが、希少疾患のため研究助成や研究者が少ないのが現状である。本研究では、これまで試みられていない新たな手法により、LAMの新たな病態やバイオマーカー候補を見出すことができた。これらの成果は、LAMの診断や治療計画に役立ち、さらには、将来の治療法開発につながる可能性がある。LAMにおいても患者個人の違いが注目されるようになってきており、個別化治療の一助になるかもしれない。
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