研究課題/領域番号 |
16K09582
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
新森 加納子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (30457600)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 肺小細胞癌治療法 / 癌 |
研究成果の概要 |
まず初めに肺小細胞癌におけるSMF1結合蛋白質の網羅的同定を目的としたショットガンプロテオミクス解析を実施した。肺小細胞癌培養株(H69 細胞)の蛋白抽出液を抗SMF1抗体ビーズで免疫沈降し、SMF1結合蛋白質を溶出した後トリプシン消化した。これをLC-MS質量分析装置を用いてショットガンプロテオミクス解析することでSMF1結合蛋白質を網羅的に同定した。ショットガンプロテオミクス解析の結果、肺小細胞癌培養株においてSMF1結合蛋白質として多機能を有する蛋白質群が複数同定された。加えてコンピューターネットワーク解析でSMF1周辺分子及び結合分子の解析を行い癌において機能する有力な候補分子を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
。臨床の現場において、肺小細胞癌は、特に予後が悪いことで知られており、抗癌剤を投与しても耐性の腫瘍が出現し、脳や肝臓など多臓器に転移するという問題がある。先行研究では、SMF1を欠損させると抗癌剤耐性の肺小細胞癌も死滅することから、これまで治療が難しかった肺小細胞癌、さらには悪性度の高い癌を根絶させることのできる画期的な治療法となるので、大変意義深い研究と考える。
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