研究課題/領域番号 |
16K09583
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
町田 健太朗 鹿児島大学, 医歯学域附属病院, 助教 (90597569)
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研究分担者 |
井上 博雅 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (30264039)
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研究協力者 |
髙木 弘一
松山 崇弘
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | TRPチャンネル / 気管支喘息 / 気道炎症 / 温度変化 / 免疫制御機構 / 神経伝達物質 / 自然免疫 / 獲得免疫 / TPRチャンネル / 喘息 / アレルギー性気道炎症 / TRP / ぜんそく |
研究成果の概要 |
喘息患者は、温度の変化により増悪を起こすことがあるがその詳細なメカニズムは不明である。本研究では、化学的・物理的刺激を感受するセンサーとして多様な生体機能に関わっているTRP-Xチャンネルの遺伝子改変マウスを用いて、TRP-Xチャンネルの喘息病態への関与について検討を行った。パパイン誘導性喘息モデルに低温暴露を加えると、野生型マウスではパパイン投与単独と比較して好酸球性気道炎症の増悪を認めた。一方、TRP-Xチャンネル遺伝子改変マウスでは、低温暴露による好酸球性気道炎症の増悪が抑制されていた。本研究により、TRP-Xチャンネルは温度変化による喘息の増悪に関与していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、今までに十分には明らかにされていない温度変化による喘息増悪のメカニズムに、TRPチャンネルが関与しているとが明らかとなった。今後更に詳細な分子メカニズムを明らかにする事によって、TRPチャンネルやそのシグナル経路を標的とした新たな創薬に繋がることが期待される。
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