研究課題/領域番号 |
16K09593
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
水野 史朗 金沢医科大学, 医学部, 教授 (80397281)
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研究分担者 |
石崎 武志 金沢医科大学, 医学部, 教授 (80151364)
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研究協力者 |
安斎 正樹
門脇 麻衣子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 気腫多様性 / 気道可逆性 / ADRB2遺伝子 / ADR2遺伝子変異 / ADRB2遺伝子変異 / p53 / 血管内皮前駆細胞 / エクソソーム |
研究成果の概要 |
我々の気腫多様性の検討により、上-下肺野の気腫性変化とADRB2遺伝子のArg16Gly遺伝子変異の違いによって短時間作用型β2刺激剤による気道可逆性が異なることを明らかとした。気腫多様性とADRBB2遺伝子多型による個別化治療はβ2刺激剤によるCOPD患者の治療反応性の予測に有用な意味を持つと想定される。しかしながら、長時間作用型β刺激剤による治療効果を気腫多様性、またADRB2遺伝子多型の違いによる検討が今後必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
COPDの治療の中心である気管支拡張剤は、気腫病変の構造的違いやCOPDのフェノタイプの違いにより気管支拡張剤の効果が異なる群が混在し、COPD患者群の病態解析には形態学的異常と遺伝的素因の両者をカテゴライズし分析する必要があると考えられる。また気管支拡張剤による気道可逆性が診断根拠の一つに用いられる気管支喘息とCOPDの合併(Asthma COPD overlap syndrome: ACOS)にも、同病態が深く関与していることが想定される。
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