研究課題/領域番号 |
16K09600
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
工藤 正孝 東北大学, 大学病院, 准教授 (20509583)
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研究分担者 |
菅原 明 東北大学, 医学系研究科, 教授 (90270834)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 創薬 / 糖尿病性腎症 / アルドステロン / 内科 / 糖尿病 / 循環器・高血圧 / 薬理学 |
研究成果の概要 |
1型糖尿病性腎症モデル(iNOS/RAGEダブルTGマウス)を用いて、ミネラルコルチコイド受容体のコリプレッサーの発現制御により、糖尿病性腎症の進展抑制効果と、既存のMR拮抗薬との併用の有用性を検証することを目指した。GEMIN4‐Luc安定発現株の作成に時間がかかり研究期間に実現が困難で、並行して作成して先に発現株が得られたChoRE-Luc安定発現株を用いて、ハイスループットスクリーニング(HTS)を行い、2個のヒット化合物が得られ同化合物をiNOSトランスジェニック(TG)マウスに投与して、尿中アルブミン排泄量の検討を行い、その薬理効果や他薬剤との比較・検討するところまで至っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病性腎症の治療薬は、これまでもレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAAS)阻害薬が使用されてきたが、アルドステロン・ブロックの腎保護作用の機序に関しては未だ十分には解明されていない。本研究ではGEMIN4といったMR受容体のCorepressorを標的にした新規創薬目指したが、技術的に困難であった。しかし並行して進めていた、血糖に応答するChoREといった別の転写因子を制御する物質を絞り込め、1型糖尿病性腎症モデルへの投与で尿蛋白減少効果を確認でき、腎メサンギウム細胞に発現する転写因子の制御による糖尿病性腎症治療といった新たな可能性を提示できたという点で意義があったと考えられる。
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