研究課題/領域番号 |
16K09612
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
金崎 雅美 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (30402720)
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研究協力者 |
久米 真司
小野 真也
菅原 翔
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 糖尿病性腎症 / 絶食 / 栄養 / 脂質代謝異常 / 糖鎖修飾 / エネルギー代謝 / 腎臓 / 生理学 / 解糖系 / 医学 / 生物学 / 腎臓病 |
研究成果の概要 |
蛋白翻訳後修飾の一つO-GlcNAc修飾は細胞内栄養センサーとして働く細胞内蛋白に対する翻訳後修飾である。近年、この翻訳後修飾の各臓器における生理的役割や、代謝疾患の病態形成における役割が明らかとされてきている。本研究では、O-GlcNAc修飾の腎臓での生理的役割ならびに糖尿病性腎症発症進展における役割を明らかとすることを目的とした。O-GlcNAc修飾を細胞特異的に欠損するマウスを用いた検討から、O-GlcNAc修飾はポドサイトの生後直後の成熟に必要であること、近位尿細管細胞における脂肪酸に依存したATP合成に不可欠であり、糖尿病性腎症の進展予防にも不可欠であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は糖尿病性腎症に対する新規治療標的の開発を細胞内O-GlcNAc修飾に着目し行うものである。これまで明らかとされてこなかった腎臓におけるO-GlcNAc修飾の生理的役割の解明、更には、腎症進展機構との関連性が示された。本成果は新規腎症治療標的の開発につながるのみならず、腎臓におけるO-GlcNAc修飾に関する網羅的な知見は今後の腎臓領域の研究の発展にも寄与することが期待される。
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