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慢性腎臓病での治療によるフラタキシンの回復と合併症の予防

研究課題

研究課題/領域番号 16K09635
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

蓮池 由起子  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (80399146)

研究分担者 中西 健  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70217769)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード酸化ストレス / フラタキシン / 鉄代謝 / 腎臓内科学
研究成果の概要

血清フェリチンが250 ng/ml以上であった腎臓病患者において,赤血球造血刺激因子製剤(ESA)を6か月間投与し,鉄製剤の投与を最小限とした.結果として,ESA投与量およびESA抵抗性指数は,3か月後に減少をみとめた.血清フェリチン値の低下とともに血清ヘプシジン値は低下をみとめた.フラタキシン蛋白の有意な増加をみとめ,3か月後,血清フェリチン値との間に相関をみとめた.酸化ストレスマーカー・ペントシジンおよびサイトカイン・TNF-αは3か月後に有意な減少をみとめた.
ESAを用いてフェリチンを低下させる治療は,フラタキシンを回復させ腎不全患者における酸化ストレスを低減させることが示唆された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性腎臓病の患者では心血管疾患の合併が多く,合併症の治療に要する医療費は膨大となっている.合併症の原因となる酸化ストレスは鉄代謝の異常から発生するが,腎臓病患者では鉄代謝の調節蛋白であるフラタキシンが減少し酸化ストレスが亢進することをわれわれは報告しtてきた.
本研究では,腎臓病患者におけるフラタキシン減少とそれに伴う酸化ストレス亢進を明らかにし,フラタキシンを増加させる治療を探究した.この治療により酸化ストレスを軽減して,合併症の発症を未然に防ぐ新しい戦略が可能となる.

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 鉄補充療法2016

    • 著者名/発表者名
      蓮池由起子
    • 学会等名
      日本透析医学会
    • 発表場所
      大阪国際会議場(大阪府大阪市)
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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