研究課題/領域番号 |
16K09641
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
笠井 暁史 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (60771053)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 医療情報 / 地域連携 / 透析 / 災害医療 / 腎臓内科学 / 医療情報システム学 / 地域医療連携 / 災害医学 |
研究成果の概要 |
血液透析患者を対象とした平時および災害時に、患者や施設などの情報を、地域の人的・金銭的負担を最小限に共有することを目的に、地域連携透析医療情報システムの設計し、プロトタイプを構築した。プロトタイプによる試験運用は3施設で約2年間おおむね安定的に行うことができた。 設計や運用を通じて、透析の地域連携医療情報システムを実現するには多数の課題があることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロトタイプの構築と実際の医療現場での運用を通じて、透析患者での地域医療情報連携システムを実現するための障害と課題を明らかにした。平時と災害時に真に必要な情報に絞ることで、安全性とコストの両立を図りつつ、現場のニーズを充足しうる地域連携透析情報システムを構築できると考えている。地域連携医療情報システムの普及は災害医療はもとより、平時の医療連携の促進により医療の均てん化や医療費の効率的利用にも貢献すると期待される。また、透析情報の標準化や正規化が進めば、正確で高密度な患者情報の共有、情報収集時間の短縮、重複検査の防止等、医療関係者と患者双方に便益が期待できる。
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