研究課題
基盤研究(C)
(1) KLHL-Cullin3複合体によるWNKキナーゼ分解障害の病態の検討:KLHL3ノックアウトマウスを作製・解析し、PHAII発症の病態生理においては変異型KLHL3によるdominant negative効果が重要であることを明らかにした。(2) KLHL3/Cul3/WNKシグナルの各臓器での働きの解明:WNK4ノックアウトマウスを作製・解析し、WNK4が脂肪細胞の分化誘導の調節因子であることを発見した。また、NKCC1は筋肉の分化・肥大に重要な役割を果たしていることを示し、WNK1-FOXO4シグナルが筋腎連関メカニズムの一端を担うシグナルであることが示した。
KLHL3とKLHL2によるWNKシグナルの制御メカニズム、慢性腎臓病における塩分感受性高血圧の成立メカニズムについて重要な新知見を得ることができた。この成果は、新たな高血圧治療薬の創薬につながるものである。また腎臓以外の、脂肪組織や筋肉におけるWNKシグナル系の機能についても新規発見を得た。この成果により、WNKシグナル系が肥満やサルコペニアの新しい治療標的となる可能性があることが示された。
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すべて 雑誌論文 (14件) (うち国際共著 1件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 7件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (33件) (うち国際学会 13件) 備考 (7件)
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