研究課題/領域番号 |
16K09651
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
美馬 亨 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (30373517)
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研究分担者 |
重松 隆 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (30187348)
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研究協力者 |
屋代 充
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | FGF23 / Klotho / エリスロポエチン / B細胞 / ADAM17 / 腎尿細管細胞 / 線維芽細胞増殖因子23 / 相互作用 / FGF23 / Klotho / B細胞 |
研究成果の概要 |
FGF23はカルシウムーリン代謝に重要な役割を果たすことが知られている。本研究によって、それに加えて腎尿細管細胞ではエリスロポエチンとの相互作用について世界で初めて明らかにした。さらに、FGF23のリガンドであるKlothoがリンパ球に発現していること報告してきたが、感染症が予後に重要な問題となている末期腎不全、特に透析患者の末梢血B細胞が減少している原因としてその細胞上のKlotho発現低下が関与している可能性を見出した。その発現低下は透析患者の末梢血中で活性化しているADAM17であることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FGF23とエリスロポエチンは腎不全病態において重要な役割を果たしている。その両者が腎尿細管細胞で相互作用していることは、新たな治療法の開発や創薬のシーズとなる。さらに、B細胞に発現するKlothoの低下が透析患者の易感染性に結び付く可能性は、透析患者の死因の多くを占める感染症について新たな治療法や創薬のシーズとなり医学的意義は大きいい。これらを基に、透析患者の易感染性を完全できれば感染症に費やす医療費の削減も期待でき社会的にも意義は大きい。
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