研究課題/領域番号 |
16K09664
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
玉岡 晃 筑波大学, 医学医療系, 教授 (50192183)
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研究分担者 |
冨所 康志 筑波大学, 医学医療系, 講師 (80447250)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Alzheimer's disease / mitochondria / amyloid β protein / amyloid precursor / oxidative stress / autophagy / lysosome / transcription factor EB / アルツハイマー病 / アミロイドβ蛋白 / ミトコンドリア / アミロイドβ蛋白前駆体 / オートファジー・リソソーム経路 / 転写因子EB / 酸化ストレス / リソゾーム / アミロイドβ前駆体蛋白 / α-セクレターゼ / β-セクレターゼ / γ-セクレターゼ / BACE1 / APP / アポリポ蛋白E |
研究成果の概要 |
ヒト神経芽腫細胞由来のSH-SY5Y細胞やスウェーデン型のAPP変異を発現したSH-SY5Y細胞において、成熟型Aβ前駆体(APP)、BACE1、γセクレターゼ複合体の構成成分(特にpresenilin1とPEN-2)は、リソゾーム画分に比べてミトコンドリア画分にはほとんど検出できなかった。 TFEBのみ過剰発現させた神経細胞では、Aβ分泌量は対照よりも減少し、これはADAM10レベルの増加によるためと考えられた。APPまたはβ-CTFを過剰発現させた神経細胞では、TFEB過剰発現によりAβ分泌量は有意に増加していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ADではAβのフリーラジカル化した毒性構造体が増加している事やAβオリゴマーがミトコンドリア障害性に作用する事が示されて来た。本研究では、AD発症における病因関連分子であるAβがAD発症を促進する機序に関して、特にミトコンドリアとの関係を中心に解析した。SH-SY5Y細胞を用いた実験により、APPよりのAβの産生は、ミトコンドリアにおいては生じていないものと考えられた。また、APPの細胞内代謝を解析では、TFEBによるALP促進がAβ分泌量に与える影響は、主にβ-CTFレベルの変化によるものと考えられた。今後は、酸化ストレスやミトコンドリア障害とALPやTFEBとの関係を解析する必要がある。
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