研究課題/領域番号 |
16K09719
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
渡辺 保裕 鳥取大学, 医学部, 講師 (20335540)
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研究協力者 |
本多 直人
徳岡 悠太
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / 神経栄養因子 / 細胞移植 / 細胞シート / 筋萎縮性側索症 / 神経細胞死 / 神経成長因子 |
研究成果の概要 |
我々が開発した栄養因子を高発現する細胞を用いて,その細胞をシート状に培養してマウス脳に移植する方法の検討を進めた.現時点では本法が最も確実に栄養因子を供給できると考えられるが,シート状の細胞移植でも以下に記載した宿主側の拒絶反応が見られるため,この反応の制御が重要と考えられた. 細胞をシート状にマウス脳表面に移植した場合,移植細胞シート中に宿主のミクログリアが多数浸潤していることが確認され,このマイクログリアはM1(細胞障害性)とM2(細胞保護性)の両方が浸潤していることを確認した.現在中枢神経内のマイクログリアを選択的に消去する方法を開発し,移植に対する影響を検討している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在有効な治療法のない筋萎縮性側索硬化症の基礎的な研究を行った.本検討が即座に疾患の治療に繋がるわけではないが,細胞治療の可能性と方向性を拡げるものである.実際の臨床応用に関して,さらに安全性と有効性の評価を進める必要があると考え,それを実践している.
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