研究課題/領域番号 |
16K09731
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
平野 照之 杏林大学, 医学部, 教授 (50346996)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 血栓回収療法 / 脳梗塞急性期 / MRI / FLAIR / 灌流画像 / 神経科学 / 神経機能画像学 / 脳血行再建療法 |
研究成果の概要 |
血栓回収適応判断に海外では造影CTが行われるが、本邦ではMRIが一般的に用いられる。MRIのFLAIR画像の血管内高信号(FHV)所見が同領域の灌流低下を示すことを応用し、FHVによる簡易灌流評価スコアを開発した。自施設25症例のASPECTS+W皮質領域に分類した175領域でFHVは89領域(51%)に認められ、同部は治療前に有意に梗塞に陥っていた(56% vs. 17%, p<0.0001)。さらにFHV陽性領域は発症6時間以内に有効再開通を得ても梗塞に陥ることが多かった(55% vs. 29%, p=0.0234)。血栓回収適応判断にFHVを加味した簡易灌流評価スコアが有用であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳梗塞救急現場で一般に行われている画像評価の中から、灌流情報を見極めるためのポイントを明らかにした。治療前に余分な検査時間を割く必要がなく、結果として治療開始までの時間は短縮され患者転帰改善に寄与できると考える。また、どの施設でも実施可能な評価法であり、臨床現場での有用性は極めて高い。
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