研究課題/領域番号 |
16K09732
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
根本 正史 創価大学, 公私立大学の部局等, その他 (80370980)
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研究分担者 |
木暮 信一 創価大学, 理工学部, 教授 (10133448)
川井 秀樹 創価大学, 理工学部, 准教授 (90546243)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 脳活動イメージング / 神経可塑性 / 連合学習 / ニューラルネットワーク / 神経機能画像 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、学習・記憶のメカニズムを脳領域間のニューラルネットワークの可塑的変化として捉え,その基盤の上に出現する脳活動の変化をmesoscopicなレベルで可視化することである。脳活動は、げっ歯類大脳皮質においてヘモグロビン濃度変化に由来する内因性光信号で描出した。その結果、二つのモダリティ(体性感覚と視覚)の感覚刺激を時間的に接近して与えると、脳領域間で活動の相互作用が生じていた。次いで、後肢に二種類の振動刺激与え、標的刺激を弁別しレバーを押すオペラント条件づけを行い、学習前後で脳活動を描出した。学習後に賦活領域の縮小が観察されたが、麻酔深度等の影響もあり今後覚醒下実験が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢期を迎えても,心身ともに健康な社会生活を営む為に,認知症を予防し,学習能力・記憶力を保持することは,個人においてのみならず,超高齢化社会に突入した我が国においても喫緊の社会的課題である。このような背景の中で,学習・記憶のメカニズムを解明し,その障害の治療法を確立することは,医学における最重要テーマの一つである。本研究は,学習・記憶が脳領域間のニューラルネットワークの可塑的変化を基盤として成立すると捉え、この変化をmesoscopicレベルで可視化する。これらのテクノロジーは、学習・記憶のメカニズム解明のみならず、これに影響を与える薬物や行動、睡眠、運動等の効果判定に役立つものと考えられる。
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