研究課題/領域番号 |
16K09749
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
高橋 晴美 神戸大学, 医学研究科, 特命講師 (50546489)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 膵β細胞 / 糖尿病 / インクレチン / cAMP / Epac2 / Epac2A |
研究成果の概要 |
膵β細胞保護作用におけるインクレチン/cAMPシグナルおよびEpac2/Rap1シグナルの役割を解明することを目的として研究を行った。膵β細胞において、酸化ストレスによる活性酸素種の産生が、インクレチンやEpac2シグナルの活性化によって抑制され、cAMP/Epac2シグナルが酸化ストレスを軽減することが示唆された。また、Epac2欠損膵β細胞株の作製およびその解析から、これまで知られていなかったEpac2アイソフォームが膵β細胞に発現していることが明らかになり、膵β細胞保護などのインスリン分泌以外の細胞機能制御への関与が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インクレチンは食餌の摂取によって腸管から分泌され、膵β細胞からのインスリン分泌を促進するなど、糖代謝改善作用を有する。この作用を利用したインクレチン関連薬は現在2型糖尿病治療に広く用いられており、その作用機序や未知の効果を明らかにすることは臨床上の意義が大きい。また、糖尿病の病態には各種細胞ストレスなどによる膵β細胞機能の障害が深く関与しており、このような病態の解明により新規糖尿病治療法の開発にも繋がる可能性があることから本研究の意義は大きい。
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