研究課題/領域番号 |
16K09772
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 公益財団法人田附興風会 |
研究代表者 |
濱崎 暁洋 公益財団法人田附興風会, 医学研究所 第3研究部, 部長 (40456900)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 膵・腸管内分泌 / 神経内分泌 / インクレチン / インスリン・グルカゴン / 糖尿病 / 肥満症 / 治療抵抗性 / グルカゴン / 腸内環境 / 内分泌環境 / 腸管ホルモン / 腸内細菌叢 / 自然免疫 |
研究成果の概要 |
糖尿病・肥満症の内分泌機能、代謝状態の変化について、治療経過の中での身体計測や各種負荷試験、代謝指標を評価した。各種内分泌ホルモンの分泌状態と糖代謝状態とが、治療における内分泌環境の修飾や治療介入による糖代謝改善とともに相互に関わりが変化する経過を捉えた。とくに各種治療で改善が難しいとされる肥満を合併する糖尿病の病態について多角的にとらえることで、治療抵抗性を示す糖尿病・肥満症の背景にある腸管内分泌応答、神経内分泌環境と代謝状態の動的な関連が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
治療介入が必ずしも容易ではない肥満を伴う糖尿病における特徴的な内分泌状態が明らかとされることで、より有用な治療選択が可能となる。本研究から糖尿病治療薬剤が効果を発揮する背景にある内分泌状態の変化についての知見、肥満状態でなぜ糖尿病治療薬剤の効果が発揮しがたいか、その機序の解明につながる示唆を得ることができた。改善の難しい糖尿病の病態の背景をより明らかとした治療を進める一助とすることで、これまで増加の一途をたどってきた糖尿病合併症を抑制して、これからの我が国での限られた社会医療資源のより有効な活用につながることが期待される。
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