研究課題/領域番号 |
16K09778
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山根 俊介 京都大学, 医学研究科, 助教 (90582156)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | インクレチン分泌 / 脂肪酸結合タンパク / 細胞内局在 / Gタンパク質シグナル伝達調節因子 / 脂質代謝異常 |
研究成果の概要 |
経口脂肪摂取前後のK細胞内FABP5局在を電子顕微鏡・共焦点顕微鏡を用いて検討したところ、負荷前はK細胞の核内・細胞質両方に存在していたが、脂肪負荷60分後には核内の局在は消失していた。FABP5欠損マウスK細胞ではGタンパク質シグナル伝達調節因子4 (Regulator of G protein signaling 4: RGS4)の発現が上昇していることが明らかとなった。GPR120とGPR40は双方とも油脂摂取時のGIP分泌に関与しているがその機序は異なり、GPR120はCCK分泌・胆汁分泌を介して間接的にGIP分泌を制御していることが示唆される結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥満・2型糖尿病患者の数は増加の一途をたどっており、全世界的に重要な健康問題であるが、有効かつ安全性の高い治療法は未だ確立されていないのが現状である。本研究で注目しているGIPはその治療標的として大変有望であり、その制御に関わる重要な分子としてFABP5に着目し、作用機構の解明に着手している。本研究の結果、薬剤によるFABP5の阻害が脂肪誘導性GIP分泌や脂肪摂取時の体重増加を抑制することが明らかとなれば、FABP5を標的とした肥満症の新たな治療法の開発、創薬につながることが期待され研究の意義は大きい。
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