研究課題/領域番号 |
16K09781
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
堀田 紀久子 大阪大学, 医学部附属病院, 特任講師(常勤) (30360639)
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研究協力者 |
中島 淳 横浜市立大学, 医学(系)研究科, 教授 (30326037)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 非アルコール性脂肪肝疾患 / RNAシークエンス / DNAメチル化 / 遺伝子共発現ネットワーク解析 / DMR / ネットワーク解析 / Co-methylation解析 / RNAシークエンシング / メチル化解析 / エクソンシークエンス / 次世代シークエンス / 遺伝子ネットワーク解析 / ゲノム / エピゲノム |
研究成果の概要 |
非アルコール性脂肪肝疾患の肝臓RNAシークエンスと遺伝子ネットワーク解析を行い4つのハブ遺伝子(PAPLN、LBH、DPYSL3、JAG1)を有するスケールフリーネットワークとランダムネットワークを同定した。肝臓のゲノムワイドメチル化解析を行い、肝臓の線維化進行に伴いメチル化レベルが変化する領域(DMR)を同定した。DMRのネットワーク解析方法を開発し2個のDMRネットワークを同定した。以上の解析から病態進行に伴い肝臓線維化や癌化に関連する遺伝子のメチル化レベルが低下し発現量が増加していた。脂質代謝や酸化還元に関連する遺伝子のメチル化レベルは増加し発現が低下し減量での可逆性が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非アルコール性脂肪肝疾患のゲノムワイドな発現解析、メチル化解析により病態進行に伴う変化が2-3個の遺伝子群に分類されることを明らかにすることが出来た。2-3個の遺伝子群の発現やメチル化レベルの変動には年齢、血糖値が重要であり、1つの遺伝子群は減量による可逆性が認められ、非アルコール性脂肪肝疾患における減量や血糖値コントロールの重要性が分子レベルで証明された。病態進行に関連する遺伝子群が少数のグループに分かれることから、メチル化レベルや発現量を調節する因子の存在が示唆された。それらの因子を同定することで新たな治療方法の開発が期待される結果となった。
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