研究課題/領域番号 |
16K09796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
浦野 友彦 国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (20334386)
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研究分担者 |
井上 聡 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (40251251)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | フレイル / 骨粗鬆症 / 糖尿病 / 高齢者診療 / 骨代謝マーカー / 骨折 / サルコペニア / 変形性関節症 |
研究成果の概要 |
要介護の前段階で高齢者の活動性が低下することをフレイルと呼ぶようになった。今回、フレイルに関与する因子の探索を行った。その結果、フレイルの構成要素である体重減少を抑制する因子として骨粗鬆症治療薬であるビスホスホネートならびに選択的エストロゲン受容体モジュレーターが有効である可能性を見出し、報告した。またフレイルの進行に関与する疾患である糖尿病発症に関与する液性因子としてオステオカルシンに注目し研究を行った。その結果、オステオカルシンの血中濃度が6.1 ng/mL未満では糖尿病発症のリスクが優位に高いことを見出し報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、要介護の前段階で高齢者の活動性が低下することをフレイルと呼ぶようになり、注目されている。早期にフレイルを見出し、介入することは我が国における高齢者医療費や介護負担が軽減すると期待されている。しかしながら、高齢者の活動性低下に関与するメカニズムは十分明らかにされていない。その中で今回の研究成果はフレイル予防に骨粗鬆症治療薬が有効である可能性を示した。骨代謝マーカーであるオステオカルシンの血中濃度測定が糖尿病さらにはフレイルを予期するバイオマーカーとしての可能性を見出している。これら研究成果は超高齢社会を迎えている我が国における高齢者の介護負担の軽減につながる可能性がある。
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