研究課題/領域番号 |
16K09797
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
槙田 紀子 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (60353455)
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研究分担者 |
間中 勝則 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10700495)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | GPCR / biased agonism / protean agonism / endocrine disease / Ca感知受容体 / V2受容体 / 内科 |
研究成果の概要 |
Gタンパク質共役受容体(GPCR)シグナル異常を原因とする内分泌疾患のメカニズム解析により、GPCRシグナルの特異的制御機構が明らかになってきた。 後天性低カルシウム尿性高カルシウム血症において、本来複数のGタンパク質と共役するGPCRを介して特異的なGタンパク質のみを活性化させる機構(バイアスシグナル)を作動させるユニークな自己抗体をみいだし、その作用点とその作用を乗り越える治療薬の有効性を、基礎と臨床の両面から実証した。 先天性腎性尿崩症の原因となる各V2受容体変異に対して、その折り畳みを正して膜表面への発現を助けるシャペロン作用とアゴニスト作用を併せ持つユニークな薬剤の作用を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Gタンパク質共役受容体(GPCR)に対するこれまでの薬剤は、GPCRシグナルを全体として刺激したり抑制することで、望ましくないシグナルを発生させたり、望ましいシグナルも抑えたりする問題があった。本研究成果は、望ましいシグナルのみをオンとできるGPCRのユニークな活性化構造の解明につながり、新たな創薬の基盤となる可能性がある。
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