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先天性血小板減少症の新規原因GPR遺伝子とその機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 16K09829
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関愛媛大学

研究代表者

山之内 純  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (10423451)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード先天性血小板減少症 / 血栓症 / GPR25 / 血小板減少症 / 内科
研究成果の概要

血栓症を合併した先天性血小板減少症患者でGPR25遺伝子に新たな変異(c.764G>T:p.G255V)を認めた。GPR25を認識するモノクローナル抗体を作製し、GPR25が血小板表面に発現していることを確認した。患者の血小板は、リガンド結合能、p-selectinの発現は、健常者と比較して、やや亢進しているものの、有意差は認めなかった。しかし、血小板凝集試験では、ADPやcollagenでの刺激で、患者血小板は凝集が亢進していた。私達が作製したGPR25変異トランスジェニックマウスで網羅的にマウス体内での血栓形成を各臓器の組織切片を作って観察したが、残念ながら血栓形成は観察できなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回発見した家系は動静脈血栓症が多発している点が特徴であり、このような病態を伴った先天性血小板減少症家系の報告はない。本家系のGPR25遺伝子変異が血小板減少と血栓性素因を関連づける原因になっているのではないかと推測しており、新たな先天性血小板減少症として独立した疾患概念を確立することができる。原因不明の先天性血小板減少症の患者はITPと診断されていることが多いが、新たな血小板減少症の遺伝子診断が可能になれば、ITPと診断されている患者の中から別の単一疾患を分離できることになり、必要ないITPとしての治療(免疫抑制剤やトロンボポエチン受容体作動薬など)を避けることができるようになる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] A Heterozygous Mutation of G-Protein-Coupled Receptor 25 in a Family with Inherited Thrombocytopenia and Thrombosis2018

    • 著者名/発表者名
      山之内純
    • 学会等名
      60th ASH Annual Meeting
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] A heterozygous mutation of G-protein-coupled receptor 25 in a family with inherited thrombocytopenia and thrombosis2017

    • 著者名/発表者名
      山之内純
    • 学会等名
      XXVI ISTH Congress
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 先天性血小板減少症と血栓症を有する家系におけるGPR25遺伝子変異2017

    • 著者名/発表者名
      山之内純
    • 学会等名
      第79回日本血液学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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