研究課題/領域番号 |
16K09838
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
渡部 敦 秋田大学, 医学部附属病院, 助教 (80567157)
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研究分担者 |
田川 博之 秋田大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (30373492)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 抗体作成 / ファージライブラリ / 悪性リンパ腫 / ファージディスプレイ / T細胞性リンパ腫 / 抗体 / 免疫学 / 癌 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
本研究は、皮膚悪性リンパ腫で発現が亢進している細胞膜レセプターCCR6に対する抗体を作成する手法の開発を目的とした。抗原認識部(Fab)を有するファージライブラリをCCR6発現させた細胞で選別し、ELISA法で特異的な結合力を持つ10種類のFab配列を同定した。細胞を用いた標的抗原では目的としないファージの混入が避けられなかったが、CCR6非発現細胞による除去を繰り返し行う事で効率的な選別が可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞膜に対する抗体選別は標的に目的以外の分子が多数含まれるため、期待しない部分へ結合する候補をいかに取り除くかが課題であった。本研究で用いた手法により、CCR6のみならず他の細胞膜レセプターに対する抗体作成へ応用が可能であり、近年注目される抗体治療の開発に寄与できると考える。免疫という生体が本来有している強力なツールである抗体治療は、腫瘍選択的な抗腫瘍薬として治療効果の向上と、副作用の軽減につながる可能性を有しており、本研究はその基礎部分に貢献できると考える。
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