研究課題/領域番号 |
16K09844
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
細野 奈穂子 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 講師 (50509312)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 骨髄系腫瘍 / 7番染色体 / LUC7L2 / スプライシングの異常 / スプライシング異常 / HMGN1 / LETMD1 / U1snRNP / スプライシング / スプライスソーム / 骨髄系悪性腫瘍 / Luc7L2 / 癌 / 発現制御 |
研究成果の概要 |
急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群などの骨髄系腫瘍では、7番染色体の欠損がよく見られる異常であることから、7番染色体位置するスプライシング装置の構成分子であるLUC7L2の機能不全に起因する病態の解明に取り組んだ。LUC7L2の低発現の白血病細胞株では、特徴的な形態異常を認め、細胞死を誘導するタンパクの発現低下を認めた。LUC7L2の低発現細胞では、腫瘍細胞の増殖・進展に関わるBCLAF1、HMGN1、LETMD1の遺伝子のタンパク合成におけるスプライシングの段階での異常を認め、これらの分子の異常な生合成が腫瘍化に関わっているものと予想された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨髄系腫瘍でよくみられる異常であるLUC7L2の機能低下により、タンパク合成のステップの一つであるスプライシングの異常をきたし、その結果腫瘍の増殖に関わる多数の分子の発現が変化することが判明した。LUC7L2が介するこれらの分子の機能異常が、腫瘍化の原因および進展に関わることから、これらの分子を標的とした阻害物質の開発や、LUC7L2の機能を回復させる活性化物質の開発が、難治性骨髄系腫瘍の治療戦略になりうると期待される。
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