研究課題/領域番号 |
16K09847
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
蝶名林 和久 京都大学, iPS細胞研究所, 特定研究員 (00646010)
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研究協力者 |
吉田 善紀
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 骨髄異形成症候群 / 二次性急性骨髄性白血病 / リプログラミング / iPS細胞 / 腫瘍内多様性 / 新規治療薬 |
研究成果の概要 |
我々は骨髄異形成症候群及び二次性急性骨髄性白血病症例(MDS/sAML)の異常クローンから複数のiPS細胞の樹立に成功した。MDS-iPS細胞から分化した造血前駆細胞は正常iPS細胞と比較して、MDS症例ではコロニー形成能が有意に低下したが、sAML症例ではコロニー形成能が有意に亢進し免疫不全マウスに生着し致死性のAMLを引き起こした。MDS/sAML症例由来iPS細胞の全エキソンシークエンスを行い、いくつかのMDS-iPS特異的遺伝子変異を同定した。さらにiPS細胞を分化して得られた造血前駆細胞の網羅的遺伝子発現解析を行ったところ、疾患に特異的な遺伝子発現異常が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
予後不良のクローン性造血障害であるMDS/sAMLには病態を再現し解析するモデルが殆どなく、治療法の開発を可能にするツールが殆どないのが現状である。我々は患者から樹立した複数のMDS-iPS細胞株の網羅的ゲノム解析と、MDS-iPS細胞から再誘導された造血前駆細胞の分化能・造腫瘍能などの機能解析を組み合わせることにより、MDS/sAMLの腫瘍内多様性及び発症・進展機構を明らかした。
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