研究課題/領域番号 |
16K09849
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 九州大学 (2018-2019) 久留米大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
野波 篤 九州大学, 医学研究院, 助教 (00758419)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 骨髄増殖性疾患 / calreticulin / 骨髄増殖性腫瘍 / Calreticulin / 分子標的治療 |
研究成果の概要 |
骨髄増殖性腫瘍(MPN)において、JAK2/TPOR変異のない本態性血小板血症の67%、骨髄腺維症の88%にCalreticulin(CALR)遺伝子変異が新たに同定されたが、その発症におけるメカニズムは不明であった。我々の研究により、変異CALRによるMPN発症にはTPORの存在が必須であり、それによりJAK-STAT経路活性化していることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在MPNに対する治療には、抗がん剤であるハイドロキシウレア、JAK阻害剤であるルキソニチニブなどが投与されるが、効果は十分でない。CALRはシャペロンタンパクであり、直接の機能阻害は困難と考えられるが、この新知見により、変異CALR 陽性MPNの治療として現行の治療薬だけでなく、TPORの機能阻害によっても治療効果が期待できることが判明し、これにより症状や予後の改善につながる可能性がある。
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