研究課題/領域番号 |
16K09903
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
荒木 靖人 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (10580839)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 関節リウマチ / エピジェネティクス / クロマチン / ヒストンメチル化 / 転写因子 / リウマチ学 |
研究成果の概要 |
関節リウマチ(RA)はいまだ原因が完全には解明されていない根治の難しい関節炎疾患である。RAにおけるエピジェネティクス制御異常の全体像を明らかにするために、RAの滑膜線維芽細胞(SFs)においてクロマチン構造と転写因子の相互作用による遺伝子転写異常の機構を調べた。ヒストン修飾の状態をChIP-seq法により検討する事により、RASFsのクロマチン構造の解析を行った。次に、FAIRE-seq法によりオープン・クロマチンな状態である転写制御領域の同定を行った。この転写制御領域に存在する転写因子モチーフの解析を行い、RASFs特異的な転写因子としてSOX11を見いだした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節リウマチ(RA)特異的な転写因子としてSOX11を同定したが、SOX11はRA線維芽細胞(SF)の活性化に必要な事が示唆される。つまり、SOX11を標的とした治療を行う事によりSOX11の機能を低下させる事ができれば、RASFsの活性化を抑制する事が期待される。このように、今回の結果は新規のRA治療につながる重要なものである。
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